父からの贈り物

去年の11月頃だったか、実家に行くと、

「うちに帰ったら開けて」

と、父から包みを渡されました。

 

姉と私に、ひとつずつ。

 

家に帰って箱を開けてみると、丑の干支飾りと、煎茶と玄米茶の缶が入っていました。

お正月ギフトとしてセットで売っているものをネットかどこかで見かけて、

買ってくれたようです。

 

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そろそろしまおうかな、次に出すのは12年後か~。

その時にも家族全員が元気でありますように・・・。

(両親が年を取ってきて、なんだか切なる願いです。)

 

昨日の昼間に、そんなことを思っていたら、夜になって読み終えた「日々是好日」の最後の章は、奇しくも「干支の茶碗」。

 

茶道のお稽古で使われる干支の絵の描かれたお茶碗は、

その年の初釜と、その年最後のお稽古に登場し、

その後はまた、12年後までしまわれたまま、とのこと。

 

著者の森下さんは、

「私は、この十二年周期のサイクルを、あと何周するだろう?

(あと二周?三周?そしたら、この地球上からいなくなる・・・)」

と書かれていました。

 

私はあと何回、この丑の飾りを見るのかな?

 

もったいないので、もうしばらくしまわずに、眺めることにします。